超最新ミニベロ「iruka」に試乗!その驚きの形状をご覧あれ
6/9(日)の横浜サイクルスタイルのついでに、いつもお世話になっているグリーンサイクルステーションに行ってみました。
ちょうどその土日は、試乗会をやっていました。
そのなかで、全く見たことのない折りたたみミニベロが、、、
その名も「iruka(いるか、イルカ)」!なんと今月発売開始の超々新作ミニベロです!!
創業者の方に話を伺いながら、試乗もさせてもらいました。
モバイル変身折りたたみ自転車というコンセプトで図のような4つの形態に変身します。
左上が通常の走行モード、ブロンプトンのように後輪を内側に倒せばスタンドになります。そこからさらに車輪を折りたたんで(画像左下)ウォークモード、シートポストを倒せば最小の折りたたみモード(スリープモード)です。
ポイントは、
①ウォークモードときに、車輪2つと小さいローラーが設置するため安定する。
ブロンプトンの転がし思想では、通常走行で使う車輪は全く接地しないようになっています。irukaは、車輪がそのまま転がす用にもなる。これは大きなポイントです。(ただし、バックはできないようです)
②スリープモードのまま立てれば、さらにコンパクトになる。
スリープモード(図右下)は、横長のシルエットをしていると思います。この姿勢から90度回して抱えることで、縦長の向きにすることもできます。こうすることで、電車などで幅を取らないとのことでした。
公式サイトの画像によると、こんな感じだそうで。服にチェーンが触れないか少し心配かも。
③シマノの内装8段変速を積んでいる!
変速は8段変速。SHIMANO Alfine 8Sです。内装変速でもロードバイクのようにペダルを漕ぎながら変速できます。信頼性もきっと高いでしょう。
ここからは、試乗インプレッション。ちなみにiruka社長さんの私物の自転車を貸してもらいました!
え、トップチューブに大穴あいてますけど…!!作りわすれたの??
いえいえ、不良品でもなければお金が足りなかったわけでもなく、こういうデザインなのです。
一瞬ドキッとするデザインですが、折り畳んだとき後輪がここに収納される機能をもっているのです。。
フレームにはirukaの文字が。
それにしてもこの肉抜き具合すごいですね。あと、塗装もキラキラしていて美しい。日本で設計して台湾でビルドしているとおっしゃていました。
フロントホイールはキャノンデールのMTBかのような、片持ちです。さらにディスクブレーキで制動力高そう。
後輪はこんな感じでディープリムっぽくなっています(ディープリムは、公式サイトの画像を見た感じカスタムパーツかも)。
追記:創業者の小林様が、この部分について連絡くださいました。ご指摘ありがとうございます!以下、この後輪の「ヒミツ」です。
「ディープリムに見える部分はホイールカバーです。折りたたんだ状態で後輪を掴んで持ち上げることがないよう(指が挟まれる可能性)安全対策として取り付けています。」
つまり、安全の意味でオリジナルでこのカバーがついているようです。むしろ見た目がよくなっていますよね!こちらもディスクブレーキ。
サドルの下には「カプラー」というオプションパーツを嵌め込む金具があります。オプションはカートなどがあるようです。
ホイールはブロンプトンよりも少し大きい18インチ。写真を見た印象だと、ブロンプトンと変わらないかむしろちいさく見えるけど、デザインの違いのせいかな。
肝心の走りは、ブロンプトンよりはグイグイ進む感じでした。変速もストレスがなく(ここ大事!)、同じペースでより長く漕ぎ続けられそう。
でも、Tyrell(タイレル)ほどはレーシーじゃないって感じでした。どちらかというと、100, 200kmを走破するロードバイクというより、ブロンプトンに近い。
実際、重量はブロンプトンと同じくらいで、12kgくらいあります。※ちなみに、お値段もブロンプトンと同じくらい!!
まとめると、
・折り畳みサイズはブロンプトン並み(ちょっとごちゃっとするけど)
・ブロンプトンくらいの車体重量(結構重い)
・ブロンプトンよりは加速するがタイレルほど走りに特化していない。
…そういえば、ブロンプトンって特別モデルじゃないとシルバーって無いんですよね。
このirukaのシルバーはすごく綺麗な塗装でほれぼれします。変わったシルバーのミニベロが欲しい!っていうひとにうってつけだと思います。
トップチューブの穴あき構造や、片持ちのフロントフォークはどの自転車にも似ていない近未来感があります。
もし手に入れられたら、靴を履き分けるように乗り分けれたらいいですね(妄想)。
ブロンプトンのほうがアウトドア感があるのでゴリゴリ乗って、irukaはフォーマルな服で颯爽と、みたいな。いや~、憧れますね!