【あなたはS?M?】あまり知られていない?!ブロンプトンのハンドルを選ぶとタイヤも変わります!
全年齢向けの記事です。
お盆休み中にも関わらず、天気が不安定なためほとんどどこにも出かけられず、家で3Dプリンター工作をする日々です。。
今日は、ブロンプトンを購入するときに悩むこと第一位かもしれない
「ハンドルはSハンドルにするか?Mハンドルにするか?」
についてです。
ブロンプトンの機種で最も人気なものは6段変速だそうで
・M6R(M字ハンドル、リアキャリアあり)
・M6L(M字ハンドル、リアキャリアなし)
・S6L(ストレートハンドル、リアキャリアなし)
この3機種のなかで悩むことになります。
ハンドル形状の違いについて、
Mハンドル
「コンフォートモデル」とも呼ばれる、シティサイクルに近い、目線の高いスタンスで乗ることになります。おそらく一番オーソドックスなタイプ。
欠点としては、ハンドルバーにストレート部が少ないため、ハンドルにサイクルコンピューターやカメラなどを取り付けるときの場所が少ないことです。以前にブロンプトンチャンピオンシップに出るためにサイクルコンピューターを着けるときに苦労しました。。
利点は、ハンドルバーの中央部にコンビニの袋をかけられることでしょうか(?!)。
Sハンドル
Mハンドルよりもスポーティーなスタンスで乗れるようになります。フレームがワンサイズしかないブロンプトンでは、腕が長い人はMハンドルは窮屈になるためにSハンドルが合っているという意見も聞いたことがあります。
そして今回の本題は、ハンドル形状が違うモデルは、実はタイヤの種類が違うということです。
Mハンドルに標準装備されるタイヤは「シュワルベ・マラソン」です。
このタイヤは、1981年に生産が開始して以来、時代に合ったテクノロジーを加えながらマイナーチェンジを繰り返してきたロングセラー商品です。
耐パンク性、耐摩耗性、耐候性に優れたタイヤで、グリップ力と安定感が重視されています。
これに対して、Sハンドルに標準装備されるタイヤは「シュワルベ・コジャック」です。
一目でわかるように、スリックタイヤです。こちらも、マラソンと同じ耐パンク性とグリップ性の技術が使われています。
しかし、なんとマラソンよりもタイヤが3mmも細い!走り比べてみると、転がり抵抗の感じ方がマラソンとコジャックでは大きく異なります。なめらかな道であれば、明らかにコジャックのほうが速く走れます!
一方で、スリックのため雨上がりの濡れた路面は不向きです。私はMハンドルのマラソンを装着していて、雨上がりのマンホールで何度か軽くスリップしたことがあります。スリックタイヤだともっとズルズル滑りやすくなると思います。
ロードバイクのタイヤのパンク確率が23mmと25mmで結構変わることから考えると、パンクのし難さもマラソンのほうが優れているのかもしれません。
それぞれのタイヤはこんな人に向いていると思います。
<シュワルベ・マラソン>
・多少の雨風は気にせずに走るつもり
・田舎の舗装路など、多少あれた路面も気にせず走る
<シュワルベ・コジャック>
・雨の日は乗らない
ハンドルでの乗り心地以外にも、Sハンドルには速く走れる要素が隠れています。
私は全天候型のマラソンを履いています。次のブロンプトンチャンピオンシップに向けてコジャックに替えてもいいかもしれません!