耳コピの基本!ゼロから始める聴音【導入&準備編】
- 音を正しく聞くことは、音楽の"基礎体力"!
- あこがれるけど、、、「絶対音感」には年齢制限が。
- 音感は「聴音トレーニング」で必ず付きます!
- 聴音とは?
- 最も簡単でお金も掛からない聴音トレーニング:準備
- 次回は"必ず続けられる"具体的な練習方法編
音を正しく聞くことは、音楽の"基礎体力"!
楽器演奏や歌うときに「楽譜が読めること」「音楽の構成がわかること」は演奏力の基礎。
さらに誰もがあこがれる「絶対音感」があれば、一度聞いた音楽を「耳コピ」することさえできてしまいます。
↑こんな芸当、、すごすぎる。。。
あこがれるけど、、、「絶対音感」には年齢制限が。
しかし、絶対音感は大人になってからの習得は難しいとされています。なんと、5歳までにトレーニングを積んでいないといけないといわれています、中学生までピアノの「ド」の位置すら知らなかった私には遅すぎる。。。。
音感は「聴音トレーニング」で必ず付きます!
完璧な絶対音感は難しくても、音楽を今よりもずっと立体的にするための音感は、トレーニングで身につけられます。それが「聴音」のトレーニングです。
聴音とは?
聴音は「ソルフェージュ」という音楽の基礎訓練のひとつです。
ピアノで弾いた音を聞いて楽譜に書き起こす、いわば「耳コピトレーニング」ともいえますね。
音の聴き分け能力だけではなく、コード感覚やフレージングがより音楽的になるとても役に立つトレーニングです。さらに楽譜もきれいに書けるようになります。
例として、(2022/3/23現在)170日トレーニング継続中の私の「1日目」と「100日目」の楽譜を比較してみましょう。
まず1日目。
次に100日目。
もはや別人のように楽譜の書き取りができるようになっています。
どんな楽器演奏にもイイことずくめな聴音。さあ!早速やってみましょう!
最も簡単でお金も掛からない聴音トレーニング:準備
聴音のトレーニングには3つの道具が必要です。
①五線紙
②鉛筆、消しゴム、赤ペン(採点用)
③ピアノ音源
①五線紙
五線紙は文房具屋さんで購入するか、白い紙へプリンターで印刷しましょう。
フリーのダウンロードサイトもたくさんあるので、お好みのものを用意してください。
タブレットに慣れているひとは、GoodNotesやPiaScoreなどのアプリの五線紙を使ってもいいかもしれません。しかし、私は、練習した紙が溜まっていく感覚が好きなので、アナログ派です!!
コクヨのキャンパスルーズノートB5を使っています。10段よりも12段がおすすめです。
②鉛筆、消しゴム、赤ペン(採点用)
こちらはお好みでOKです。聴音について検索すると、濃いめの鉛筆を推奨していることが多いですが、受験ではなく自分のペースでやるならば、いつものシャープペンシルなどでよいとおもいます。強いて言うならば、消しゴムはこまかく消せるもののほうが使いやすいですね。
採点用赤ペンは、私はフリクションボールペン0.7mmを使っています。たまに普通の油性ボールペンのときもあります。
①と②で合わせて500円くらいで準備は万端!
あと、ト音記号や小節線を引くための消えないボールペンもあるとベストです!
③ピアノ音源
ここがこのトレーニングの最大のポイント。CDではコンテンツ不足です。
そこで、圧倒的な問題数を誇る「洗足オンラインスクール」を強くオススメします!
世界最高峰のインターネット上での聴音問題数です。
単旋律の聴音は9ステップに分かれており、各ステップで30題ずつ、計270題。さらに補修課題やリズム聴音を加えると1,000を超える問題が公開されています。
利用は無料。スマホさえあれば練習ができてしまいます。
問題数が少ないと、何度も繰り返して練習するときにだんだんと暗記してしまうので、問題数が多いことはすごく大事です。
次回は"必ず続けられる"具体的な練習方法編
準備は整いましたでしょうか?
次は具体的な練習方法と回答するコツについて説明していきたいと思います。
一日20分で驚くほど音感が良くなっていくのが実感できるメニューです。ご期待ください。
(鋭意執筆中!)