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ブラスバンドとブロンプトンの新しい楽しみ方を探求する日常のブログです。

【木質フィラメント】3Dプリンター Flashforge Adventurer 3で火焔土器をつくる!

 

縄文オープンソースプロジェクトで5000年の時を超える!

縄文オープンソースプロジェクトなるものを知りました。

https://jomon-supporters.jp/open-source/

このプロジェクトは、新潟県長岡市が主体となって縄文土器を自由に活用することを目的としたものです。

そのなかで、第一弾オープンソース化された土器は重要文化財である火焔土器です。

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縄文オープンソースプロジェクトPDFよりキャプチャ

https://jomon-supporters.jp/wp-content/uploads/2018/12/jomon_181211_ol.pdf 

 

火焔土器とは??

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/93/Jomon_Vessel_with_Flame-like_Ornamentation%2C_attributed_provenance_Umataka%2C_Nagaoka-shi%2C_Niigata%2C_Jomon_period%2C_3000-2000_BC_-_Tokyo_National_Museum_-_DSC05620.JPG

Wikipedia "火焔型土器" 画像より引用

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E7%84%94%E5%9E%8B%E5%9C%9F%E5%99%A8

 

火焔土器縄文土器の一種です。縄文時代とは、およそ15,000年~3,000年前(諸説あり)の時代区分で、火焔土器は、縄文中期(およそ5,000年前)にできたといわれています。

まるで炎が燃え上がっているような形の土器の総称を「火焔型土器」と呼び、1936年に長岡市で出土した第一号のみを火焔土器と呼びます。

 

3Dプリンターと木質フィラメントで火焔土器を作る!

オープンソースのデータを使って、この火焔土器3Dプリンターで作ります!3Dプリンター「Flashforge Adventurer3」。そして樹脂フィラメントは色味を出すためにFlashforge純正フィラメント「木質フィラメント(ダーク)」を使用します。

 

k-k07.hatenablog.com

 

設定はデフォルトでOK

オープンソースのファイルはstl方式なので、Flashprintにそのまま投入します。

基本のプリント条件は、デフォルトでOKです。プリントのレイヤー高さは0.12mm、プリントベッドの温度は40℃としました(デフォルトは50℃ですが電気代節約のため)。

胴の部分の「眼鏡状突起」をプリントするために、サポートをつけます。自動サポートだと把手の部分の内側にまでサポートがついてしまって、取るのがとても大変なわりに無くても問題なくプリントできるため、その部分は手動で取り消しました。

 

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大きさは、高さ約5cmと3cmの二種類でプリント、時間はそれぞれ約2時間と1時間です。

  
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プリント完了。このままでは糸引きとサポートで何が何やらわからないような状態です。

 

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サポートはこのようにペリペリと剥がれてくれます。結構気持ちいい!

 

木質フィラメントと土器は相性ばっちり!


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出来上がったものがこちらです!火焔土器の親子みたいになりました。

小さくプリントしたもののほうが、よりレイヤーの高さを小さくしたためかきれいに仕上がっています。オーバーハング部もサポートなしでうまくできています。 

 

とにかくカッコいい見た目の火焔土器をぜひ3Dプリンターで!

約5000年前に作られた縄文土器が、現代に伝えられるだけでも奇跡的なのに、それがデータ化されて一般家庭で3Dプリントされるなんて、ロマンを感じます。

アレンジすれば、キーホルダーとかにもできそうです。

 

 

twitterでは、ソフトクリームのコーンにしてしまった方までいるとのこと!ナイスアイデアですね。

家庭で触って楽しむ火焔土器、おすすめです!