【インテリアにも】3Dプリンター Flashforge Adventurer 3 木質フィラメントを使いこなす!
3Dプリンターで作れるもの.作ってきたものたち
なかなか遠出もはばかられる昨今、お家にいるなら3Dプリンター「Flashforge Adventurer3」の出番です。
いままで、「PLA(ポリ乳酸)」や「TPU(熱可塑性エラストマー)」という樹脂をつかってさまざまなものを作ってきました。
そして今回は、こんな新しい樹脂を手に入れました!
木質PLAフィラメント
通常の樹脂はプラスチックを積み上げるという特性上、仕上がりの状態はプラスチックっぽい肌触りです。
そんななか、「木質PLAフィラメント」(あるいはウッドフィラメント)という特殊フィラメントがあります。
FLASHFORGE フィラメント 木 木質 pla 1.75 mm 500g 3Dプリンター 3d printer wood filament 【日本正規代理店】 (ライト)
このフィラメントは、本物の木の成分がいくらか混ぜ込まれています。
混ぜ物をしているために、目詰まりを起こしてしまったり、焦げてしまったりという成形トラブルもものによってはあるようですが、このFlashforge純正の木質フィラメントはどうでしょうか?早速試してみましょう。
目詰まりなし!プリントの条件は普通のPLAと同じでOK!
木質フィラメント特有の「目詰まり」「焦げ」などは全く問題ありませんでした!普通のPLAと同じ条件(樹脂200-220度、ベッドは設定なしでOK)でそのまま使えます。さすが純正品ですね!
少し気になるのは、
・フィラメント自体がざらざらしているために樹脂を運ぶローラーに噛みこみにくい
・糸引きしやすい
ことでしょうか。糸引きのほうは、成形条件を調整すること、噛みこみにくさは最初に樹脂をセッティングするときにローラーがちゃんと樹脂を運んでいるか確認しましょう。
広がる使い道!インテリアにも!
それでは、実際に作った作品をいくつか挙げてみましょう。
①下駄箱の靴ベラ&鍵フック
すごく地味ながら、なかなか様になっている一品。見ての通りただのフックですが、強度を出すためにあえて横倒しにして製作した点がミソです。積層痕が年輪のように見えるため、削り出しのような質感が得られました。
②ミニチュアドラムセット
小さいものもちゃんと作れるか実験しました。バスドラムの直径が一円玉と同じくらいのサイズのドラムセットです。およそ25分の1スケールです。思った以上に、きれいな仕上がり!
銀の部分は銀のフィラメントを接着しています。
③トランペットのハーマンミュートのミニチュアバージョン
すこしマニアックなところで、トランペットのベルの先端に差し込む「ハーマンミュート」のミニチュアを製作しました。寸法もそれなりに出ており、緻密な仕上がり。可動部もあります。
↓本物はこちら
木の質感でまたまた3Dプリンターの可能性が広がりましたね!まだまだ樹脂もたっぷりあるので、インテリアとミニチュア作品を作っていきます!